ピアノ買取マエストロ
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大規模な修復作業が必要なピアノは買取が難しい

買取が不可な古いピアノについてはこちらで触れていますが、ここではご家庭にあるピアノとして最も一般的な、1980年代以降のヤマハ、カワイなどの国産ピアノで、買取できないピアノについて考えてみたいと思います。

この年代の国産ピアノは、特に希少性の高いもの、珍しいものではなく、どこにでもあるピアノといえます。特に大きな問題がなければそれなりの買取価格で買い取ってもらえるピアノであるといえますが、大規模な修復作業が必要な状態のピアノでは買取できないケースも稀にあります。
買取ったピアノはどんな状態のものでも解体、修復、調整作業を行います。これらの作業において、あまり手間隙(人件費)をかけすぎると、販売価格が跳ね上がってしまい、買取⇒修復⇒再販で利益を得ることが難しくなります。

基本的にはどんな状態のピアノであっても、実用面で問題のないレベルにまで修復することは可能ですが、ピアノ買取査定においては買取⇒修復⇒再販することで、利益を得られることが大前提となってきますから、比較的軽度な修復作業で再販可能な状態のピアノであることが買取の条件となってくるわけです。

大規模な修復作業が必要となるピアノの状態=買取が困難なピアノ

では、大規模な修復作業が必要となるピアノの状態には、どういったものがあるのでしょうか?

① 響板、化粧板など木部の修復(表面の傷を除く)

② ピアノフレームの損傷

① 響版、化粧板など木部の修復(表面の傷を除く)

ご存知のとおりピアノの表面、目に見える、手で触れられる部分のほとんどは木材によって構成されています。木材は比較的加工が容易であるのと同時に、音響特性に優れています。ピアノ以外の歴史のある楽器、バイオリン、ギターなど多くの弦楽器でも、弦の振動を木材によって反響させることを基本として造られていることからも、その音響特性の良さが伺えます。

さて、この木材ですが加工な容易な反面、強度としてはやはり金属には及びません。傷などもつきやすく、さらに湿度や温度の影響によって、反りや割れなどが起こってしまうケースがあります。楽器に使われる木材は、ある一定期間乾燥させるシーズニングという工程を経て製造されることが基本ですが、大量生産、コスト削減などの目的のために充分なシーズニングを行わずに製造されるピアノも少なからずあり、こういったものでは経年変化による反りや割れなどの症状が現れる場合もあります。

また、環境によってはネズミや虫などによる損傷を受ける場合のに加え、湿度の影響による木部の腐食などもあり、 こういった症状が目に見えない内部で進行してしまっているケースも少なくありません。

こういった木材の反り、割れ、損傷などの修復はある程度の手間隙が必要となります。

② ピアノフレームの損傷

その表面のほとんどが木材で構成されているピアノですが、その心臓部ともいえる弦を張っている部分、ピアノフレームは鋳鉄でできています。
非常に高い強度を持つピアノフレームですから、ここが損傷を受けるというケースは極めて稀といえますが、言い換えればピアノフレームに損傷がある場合、その修復にはかなりの手間隙がかかる、簡単なものではないともいえるわけです。

水没、火災などで損傷を受けたピアノは修復が困難

運悪く水没や火災などの災害に遭ってしまったピアノ。
これは修復そのものが困難であるケースが多いです。上記のように木材を多様していますから、水没してしまうことで水を吸ってしまい音響特性に悪影響を及ぼすほか、強度の面においても問題が出てきます。火災の場合では、木材は燃えると炭化してしまう、つまり炭になってしまいますから、本来の音響特性、強度にまで修復することは困難です。

音が出ない、弦が切れたピアノの場合は?

さて、上記のような場合には買取ができないケースがほとんどですが、音が出ない鍵盤がある、弦が切れているなどの場合だとどうなのでしょうか?

88鍵のうちほとんどの音が出ない、弦が切れてしまっているという場合はさておき、いくつかの音が出ない、弦が切れているといった程度であれば、その修復は比較的容易ですので、ほとんどのケースで買取が可能だと考えて良いでしょう。

弦交換はピアノのメンテナンスではよくあることですし、音が出ない鍵盤があっても、その鍵盤のパーツだけを交換することで、元通りきちんと音が出る状態に修復することができ、買取⇒修復⇒再販といったピアノ買取の場合でも、許容範囲内の修復作業といってよいでしょう。

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